歌声の輪、トロント歌声喫茶の会
(トロント移住者協会ニューズレター掲載記事)


 トロントに歌声喫茶の会が誕生しました。5月の春の会、8月の夏の会
と徐々に歌声の輪が広がっています。
 8月12日の夏の会は参加者28人、Ottawa, Hamilton, Ajaxの遠方からも。
誰もが歌声喫茶には思い出があり、皆その思いにひたり、キーボードとギ
ターの伴奏で青春に戻って歌って歌って…。歌の好きな若い人達も元気に
歌っていました。
 もう一生こういう機会はないだろうと思っていた人達ばかりで、皆さん
の顔は晴れ晴れ生き生き、雰囲気に酔いしれ、あっと言う間に昔からの仲
間のようになってしまいました。
 6時から11時近くまで、会館の閉館時間がなかったら夜通し歌ってい
ただろうと思います。

 「トロイカ」「学生時代」「山のロザリア」「黒い瞳の」「青い山脈」
「若者たち」「囚人の歌」「北帰行」「花」「いつかある日」「リンゴの
歌」「母さんの歌」「学連の歌」「上を向いて歩こう」「高校3年生」「
夏の想い出」…。青春の歌、ロシア民謡、山の歌、くらしの歌…。
 コーヒーとお茶、沢山の果物とお菓子、日本の歌の面白い裏話しなども
はさみ、最後に「今日の日はさようなら」を歌って名残りを惜しみながら
散会しました。
 もうお分かりでしょう? カラオケとは全く違うんです。カラオケクラ
ブならトロントにも一杯あります。なのになぜ皆が歌声喫茶に…。
 「歌声喫茶」は60年~70年代に「ともしび」「カチューシャ」などの名
前で生まれ、「団塊の世代」の青春の中で育ち、安保、反戦、労働、学生
運動とともに全国に広がり、そしてやがて消えて行った不思議な、でも心
温まるベビーブーマーの青春の落し子です。
 トロント歌声喫茶の会は生まれたばかりですが、あせらず、ゆっくりと
成長し成熟して行きたいと思います。これからの我々の人生のように…。
 トロントの成功に刺激され、バンクーバーでも歌声喫茶の動きが。第1
回は10月21日です。
 トロント歌声喫茶『秋の会』は11月18日に予定しています。秋の夜
を懐かしい歌をともに歌って過ごしましょうよ。歌声喫茶を知っている人
達、その響きを聞いただけでもう心が踊りますよね。歌声喫茶を知らない
世代の人達、カラオケとは全く違う歌声喫茶の楽しさにビックリするでしょ
う。


歌声ホームページへ戻る